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「四十にして惑わず!?」~あえて、苦手と思っていたことに取り組む!株式会社プラスホーム代表取締役 佳山光徳さん


 佳山さんは、現在40歳、奥さんそして2人の娘さんと小栗栖に住んでいます。4年前に株式会社プラスホームを設立して、小栗栖で不動産業を営んでいます。半年前から、従来の不動産情報だけを載せたチラシのスタイルを「プラスなニュース」というネーミングのものに変え、地域の身近な情報、たとえば飲食店の出店情報の提供や地元の隠れた名所の紹介などを行っています。このミニ情報誌「プラスなニュース」が、地域の人と人をつなぐことになりました。「プラスのニュース」で、“醍醐にコーヒーショップが新登場!”という記事を載せたところ、その記事を見た方が「ヒーローズコーヒー」に来店されたそうです。このようなことから、さぞかし佳山さんは、地域情報を発信することが好きで、飲食関係に関心の深い“グルメ”な方だと思ってしまいます。しかし、実際に話をお聞きすると、真逆で“意外?な一面”を知ることになりました。

 佳山さんは、京都市右京区で生まれました。その後、二度の引っ越しを経て、長岡京市で学生時代までを過ごしたそうです。元来は、人見知りで、新しい輪の中に入るのを躊躇する少年だったと言います。小学校3年生の時、長岡京市の学校に転校したことが、人生の1つ目のターニングポイントだったとのことです。ブログに「担任の先生と仲間たちの出会いで“根拠のない自信”がつき、助け合うことの大切さを学びました。」と綴っています。

 小栗栖に住まれてから10年ぐらいになるとのことですが、小栗栖のことは知らないことが多いと言います。「情報を発信することについては、どちらかというと消極的でした。もともと飲食関係のお店が好きでもないし、グルメでもないんです。仕事柄、この地域を知ってた方がいいと思ったんですね。」

 さらに“意外?な一面”を紹介します。いわゆる好きな言葉、モットーや人生訓は、あえて持たないようにしているそうです。そのようなものを持つと自分自身を縛ってしまうという考えからです。「自分は、大学時代や就職した頃に、人はこうあらなければならない!と思うガチガチに固いところがあった。」と言います。人生の2つ目のターニングポイントは、「就職」だったそうです。

 佳山さんは、1976年(昭和51年)生まれで、いわゆる「団塊ジュニア」ではなく、正確には「団塊ジュニアの後に生まれた世代」です。1990年にバブル経済が崩壊し、日本経済は長い低迷の時代を迎えました。就職活動を行った時期はいわゆる「就職超氷河期」でした。4回生の春に就職活動を始めたもののなかなか決まらず、秋になってなんとか、大手不動産会社に内定することができました。入社して広島に赴任し、サラリーマン生活をスタートさせましたが、かなり仕事はキツかったと言います。人間関係は良かったのですが、京都に転勤になった後、退職しました。およそ2年間勤務したとのことです。この時期に、大学時代から持っていた考え方が世の中では通用しないことを悟ったそうです。「人はこうあらねばならない!」という考え方は、社会に出て、大幅に修正を与儀なくされたということかもしれません。

 40歳を迎えた佳山さん、これから年を重ねていく上で、意識的に自分を変えていこうとしています。「自分を変えていく=自己変革」を実践しています。たとえば、読書について「本を読むことは読んでいましたが、これまでは、自分の考えを再確認するために読んでいました。でもそれでは、視野や考え方を広げることになりませんね。だから、最近はあえて、自分がこれまで遠ざけていたジャンルや著者の本を読むように心がけています。」

「自分が凝り固まるのを避ける!」…地域のことを調べる!そして、発信する!!元々そのようなことは苦手だったという佳山さんが「プラスなニュース」で、地域の人と人を結んでいます。もちろん、仕事の上でも!

「仕事のことも含めて、いろいろ考えました。これまでの自分でいいのかどうか・・」

 これまで、自分がカバーしてこなかった部分・ゾーンであっても、足を踏み入れることが自分というものを広げるには、いい“きっかけ”になるのではないかと佳山さんは考えています。

 最後に、仕事の夢そして小栗栖・醍醐地域についての想いをお聞きしました。

「家はどの家を見ても一緒の家が多いですね。家に住まれる方にそれぞれにその人らしい家を提供したいと思っているんです。友人や知り合いを喜んで家に呼べるようなそんな家をつくりたいですね。今は仲介業をメインにやっていますが、これからは家を建てて売ることも行おうと準備を始めているところです。」

「地域で何かやりたいといっても具体的には何をやっていけばいいのかわからない人が大半ではないでしょうか。だから、そういう意味では、具体的なゴールというものはないと思うのですよ。地域で、なんでもいいから何かをやり始める、その“きっかけ”が大事だと思います。」

 次のステージに向けた佳山さんの挑戦は、すでに始まっています。

 

株式会社 プラスホーム

〒601-1464

京都市伏見区小栗栖石川町78番地

TEL 075-575-3117

FAX 075-575-4411

ひでひでの感想

ステキに進化されている佳山さん…“意外な一面”に驚きの連続でした!


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