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醍醐に熱い人を増やしたい〜伏見情報局、佳山さんと舩津さん


去る、2019年6月7日、醍醐のカフェ「HEROE’S COFFEE」にて、伏見情報局主催による映画上映会&小説発表会が行われました。

醍醐地域では、伏見情報局という地域ボランティア団体が主催して、映画作品の企画、撮影、上映までを地域住民手作りで行うという「醍醐映画プロジェクト」を2017年から行ってきました。2018年11月に映画第一作「HEROE’S BLEND」が公開され、10箇所を超える場所で上映されました。映画製作の経緯については、こちらの記事で詳しく取り上げていただいていますので、御覧ください。

この醍醐映画プロジェクトの作品第二作が、この度上映会を実施されました。さらに、今回は監督の舩津さん自らによる映画のノベライズ版も発表されるというサプライズがありました。

まちづくりやまちおこしの取り組みでは、地域を舞台にした映像作品や小説作品を作って地域のプロモーションや愛着形成を目指すという企画がしばしば検討されます。しかし、なかなか上首尾に目的を達成できないこともあります。というのも、そもそも地域を舞台にした映画や小説といった作品づくりには、時間も労力もかかるために、ボランタリーな活動に依存しがちなまちづくり活動では、最後までやりきれないということも起こるのです。

そんな中、醍醐映画プロジェクトでは企画から上映まで、さらに小説の発表までやりきったという、すごい取り組みなのです。

今回は、この上映会&小説発表会でのメンバーの語りを取材しました。

主演の佳山さんは、「僕は醍醐地域の人がもっと熱くなって、いろいろと面白いことをしたいなと思ってほしい。だから、僕は先陣を切って自ら恥ずかしいことをするんです」と語ります。佳山さん自身も、演技には自信がなく、むしろ自分が出た作品を見るのは恥ずかしいといいますが、しかし、それでも前に出ることで、他の人達の気持ちに火を付けたいんだ、と語ります。

監督の舩津さんは、「醍醐には寺社仏閣だけでなく、いろんな面白い人がいるんだ、ということをたくさんの人に知らせたいんです。この人に会いたいな、と思ってもらえると嬉しい。それで今回は佳山さんをみんなに紹介したくて取り上げました」と語ります。映画を通じて、地域に住む人達の個性や魅力を多くの人に知らせる、つながりを作る、ということを大切に考えているとのこと。

最後に、小説作品のついて解説がありました。

「今回の映画の前日談、後日談を書いた小説です。これを読んだあと、ああ、こんな背景があったんだ、と思いながら、映画をもう一度見てもらえると嬉しいです」

なお、小説作品は非売品で、ネットにも公開する予定はないとのこと。

「YouTubeを見て、小説に関心を持ってくれた人が、醍醐に訪れるきっかけになるといいな」と舩津さんは語ります。

小説作品は、上映会場のHEROE’S COFFEEや、カフェフラットなど、醍醐地域のカフェに置かれているので、興味のある人は是非訪れて、手にとってみてほしいそうです。

映画作品「伏見醍醐を熱くする男 カヤマ」はYouTubeの伏見情報局チャンネルで公開されています。恥ずかしいけどまちを面白くするためにみんなの前に立つ熱い男、佳山さんをあなたも見てみませんか?


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