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地域の人と人とのつながりを生み出す広報誌高齢サポート・醍醐北部 広報誌「だいご日和」



「高齢サポート」(地域包括支援センター)は、京都市が市内61か所で委託運営し高齢者を総合的に支える地域の身近な公的相談窓口です。高齢サポート・醍醐北部(以下、醍醐北部)は、社会福祉法人 同和園が委託を受け、醍醐地域の北部区域を担当し業務を行っています。地域包括支援センターは、15年前の2005年に介護保険法改正により全国に設置され、2012年の2月から「高齢サポート」という愛称で呼ばれるようになりました。

醍醐北部では昨年(2019年)の夏に広報誌「だいご日和」(だいごびより)の第1号を発行しました。その後、その年の秋に第2号、今年(2020年)に入って春に第3号、夏に第4号そして秋に第5号を発行しています。

今回は、醍醐北部の所長の西村聡さん、「だいご日和」編集長の後藤亮太さん、そして大西梨沙さんから「だいご日和」のことについて、いろいろお話をお聞きしました。

最新号「だいご日和」についてズバリ!

第5号で心を砕いたのはレイアウトや文字のフォントなど見せ方です。文字数が多いのでそこをどうするかを考えました。表紙の写真(「醍醐山」)は利用者の方から提供いただいたものです。次号(第6号)で醍醐北部の職員(9名)全員が記事を書くことになります。(後藤さん)


レイアウトを工夫すること、色づかいを考えることなど、読みやすく、見やすくすることに気を使っています。第5号は見せ方を工夫しました。具体的には文字のフォントの工夫だったり説明にもマンガを使ったり、わかりやすくするように心がけました。(大西さん)

広報誌「だいご日和」はなぜ生まれた?

以前から醍醐北部として広報誌があったらいいねという話を大西さんとしていました。広く地域の方に醍醐北部のことを知ってほしいという思いです。(後藤さん)


醍醐北部のことをもっと多くの人に知ってほしいということで「だいご日和」を発行しました。しかしどういう人に対してこの広報誌を見てほしいのかということについては特に〇〇の人というようなことは決めていないのです。発行毎に違っていますし、今後も発行を続けていく中で届けたい先については変わってくるのかなと思っています。(西村さん)

広報誌名「だいご日和」の由来

広報誌の名前を考えている時に醍醐北部に配架されている冊子の中に「おいしい日和」というものがあり、これだ!と思いました。「・・・日和(びより)」という言葉の響きがいいなと思いました。みんなに聞いてみたところ、いいんじゃないということになり「だいご日和」に決まりました。(後藤さん)


「日和(びより)」という言葉に「大和ことば」の響きがあり、これはいい!と感じました。仕事柄、相談業務というどちらかというと硬い業務を行っているので「やわらかい」感じがうちだせるのではないかと思いました。天気を表す言葉なので、天気のよい青空のイメージがあり、醍醐北部のイメージにいいかなと思いました。(西村さん)

「だいご日和」を発行して・・・

まだ第5号までしか発行していないので反響といっても、なんともいえないですね。毎号、毎号、試行錯誤を重ねながらより良い広報誌をつくることを目指していきたいと思っています。前号の第4号ですが、表紙のインパクトがあったと思います。表紙をどうしようかと考えている時に醍醐の風景写真を載せて「ここはどこでしょうか?」というものにしようと思いつきました。山科川に降りていく階段の写真なのですが、私が撮った写真です。最新号の第5号については表紙の写真(「醍醐山」)は利用者の方から提供いただいたものです。(後藤さん)


私としては広報誌をどのようにしたらもっと見てもらいやすくなるのか、見た方に喜んでもらえるのかを考えるのが好きなので、いろいろまわりの広報誌を見て研究しています。もっといい広報誌ができるように頑張っていきたいです。(大西さん)

地域の方々とのつながり

地域の方に「だいご日和」第5号の表紙の写真を提供いただいたり、「民職人」のコーナーで地域の方々の絵画、陶芸、手芸などの作品を紹介することによって、地域の方々とのつながりが具体的に生み出されていると感じています。「民職人」は、地域の方々の自己実現の場ではないかと思っています。今、会議室に飾っている絵画、ミニチュア、ドライフラワー、手芸品などはすべて利用者の方から提供いただいたものです。(西村さん)

チームワークの醸成

私たちの仕事はケアマネジャーの仕事をはじめとして一人一人が個々に利用者の方との関係をつくっているので、そういう意味では全体として、チームとして一つの仕事を行っていることは少ないのです。「だいご日和」は通常の業務とは別のアプローチ、やり方で創り上げるといった面があり、楽しんでできるものであると思っています。職員全体でアイデアを出して一つの形あるものをつくっていくという楽しさがあります。(西村さん) 

「だいご日和」効果!?

どう伝えるか、どう表現するのかということでは「だいご日和」という広報誌は私たちの“作品”ともいうべきものです。複数の人間が一つのものをつくるという点に大きな特徴、意義があると思っています。「だいご日和」は私たちの通常の仕事そのものに程良いバランスをつくっているものだと思っています。(西村さん)

最後に・・・

私たちは相談業務を行っている中で、相談者(利用者)の方を、地域にあるいろいろな“社会資源”とつなげる、つなげていく仕事を日々行っています。10月から利用者宅への訪問が再開されました。「地域ケア会議」もこれから再開されるかもしれません。その時は「地域ケア会議」の模様を「だいご日和」でお伝えしたいと思っています。(西村さん)

 

高齢サポート・醍醐北部 <京都市醍醐・北部地域包括支援センター>

〒601-1366

京都市伏見区醍醐大構町28-3 サンフラワー醍醐1階

TEL 075-571-3560 

FAX 075-571-3570

月曜日~土曜日 8:30~17:10(日曜日・祝日 休み)

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