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「いきいきタイムズWEB」最終回を迎えて〜醍醐の好奇心おじさん、ひでひでの新しい挑戦



いきいきタイムズ閉刊と、ウェブ版の更新終了のお知らせ

皆様に応援いただいてきました、醍醐いきいき市民活動センター(以下、醍醐いきセン)発行のフリーペーパー「醍醐いきいきタイムズ」(以下、いきいきタイムズ)を、2021年1月に閉刊することにいたしました。醍醐の素敵な人や取り組みを取材し、多くの人に知らせたいという思いからスタートしたこの取組は、取材に快く応じてくださる方々や、読者の方々の協力なしには成り立たないものでした。ここまで刊行できたことに、皆様へ心より感謝申し上げます。


また、フリーペーパー版の閉刊に合わせて、本ウェブサイト版も更新を終了することといたしました。なお更新は終了しますが、過去の記事はこれまで通りご覧いただくことができます。


更新の最終回にあたる本記事では、本サイトのメイン記者である「醍醐の好奇心おじさん」こと、ひでひでさんに、これまでの取材にかけてきた思いを聞きました。皆様への感謝のご挨拶の意味を込めてお届けいたします。


ひでひでさんにとっての取材活動

ひでひでさんが、まちづくり活動の取材と、地域向けフリーペーパー「2439」の発行活動を始めたのは、2013年10月のことでした。

当時、伏見区役所で実施されていた「伏見をさかなにざっくばらん」に参加した縁で、「伏見ふれあいプラザ」の取材をしたのが始まりです。


ひでひでさんは、「2439」で取材活動を体験し、「大変面白い」と感じたそうです。ひでひでさんは、地域の面白い人とつながり、その人のことを知りたい、知らせたいという思いから取材を続け、毎月発行をし続けました。「2439」は2016年3月に閉刊しましたが、なんと足掛け3年間で22号まで発信し続けました。


ボランタリーな活動であるにも関わらず、これだけの期間、毎月取材と紙面の発行を続けるというのは、改めて聞いてもすごいことだと感じます。


ひでひでさんは、2017年4月から醍醐いきセンの職員として勤務を始めます。


一方、醍醐いきセンでは、広報誌「いきいきタイムズ」のリニューアルを検討していました。そこでひでひでさんは、これまでの経験を活かす形で、メイン記者を担われることになりました。


ただ、記者として仕事をすることには「すぐにそんな気にならなかった。怖かった、ためらいがあった」とひでひでさんは言います。というのも、過去に取材でうまくいかず、取材先に迷惑をかけてしまった経験があったからだそうです。


そんなひでひでさんが取材活動をすることにしたのは、醍醐いきセンから「そんなことは気にせず、ひでひでさんの好きなように書いてください」と背中を押されたこと、そして、広田さんのお店への好奇心が勝ったからだそうです。


取材は必ずしもスムーズにいくことばかりではなく、ある時、「取材が大変だ」という愚痴をいったら、周りから「そんなに大変ならやめてもいいんですよ」と言われた事があったそうです。しかし、その時ひでひでさんは「取材活動をできないなら、いきセンで働く意味がない!」とまで啖呵を切ったのだと言います。それくらい、熱い思いをもって取材のお仕事に取り組んで来られました。


いきいきタイムズのお仕事を終えることにした理由

このようにしてみると、ひでひでさんはボランティアでもお仕事でも、強い情熱を持って地域活動の取材に取り組んで来られたのだと分かります。一時期はそこまで思いを持って、8年もの長い間取り組んでいたひでひでさんが、いきいきタイムズの取材活動を終了することにしたのは何故だったのでしょう。取材への情熱が消えてしまったのでしょうか?


きっかけは2019年9月のこと。ひでひでさんが情熱を持って取り組んだプロジェクトが、諸事情があって頓挫したことと、そこで腰を痛めて10日くらい動けなくなったことの時期が重なったことだそうです。


そこでひでひでさんは、改めて、自分にできること、したいことを考え直し、次のような気づきに至ったのだそうです。


まずひでひでさんは、「面白い人とつながりたい、広めたい」と思っています。その情熱は消えたわけではないんですね。しかし、それを、いきいきタイムズという枠に収めるのではなく、もっと広くやっていきたいのだといいます。いきいきタイムズという紙面に載せる限り、どうしても紙面のコンセプトに縛られてしまう。そうではなく、もっといろんな素敵な人や活動を、自由に書いて発信していきたい。醍醐や京都に限らず、日本の記事を、海外に向けて発信していくような。その意味では、情熱の炎はむしろこれまでよりも熱く、広がっているといえそうです。


いきいきタイムズは閉刊しますが、ひでひでさんの情熱をかけた取材活動は、これからも、いやむしろ、これからの方が熱く続いていくのだと言えそうです。ひでひでさんの旅立ちと今後の活躍を、いきいきタイムズ編集部としても祈るばかりです。


閉刊にあたって、取材協力者の皆様と、読者の皆様へのメッセージ

最後に、ひでひでさんに、閉刊にあたってメッセージをいただきました。このメッセージを載せて、本記事の締めくくりとしたいと思います。


「いきセンでの取材活動はとても勉強になりました。このお仕事で色んな人に取材させていただくことを通じて、自身の取材のスタイルもできてきました。また、取材先に何度も通って時間をかけて記事を書くことを許してもらい、本当にありがたかったです。いきいきタイムズの読者には大変感謝しています。ありがとうございました」

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