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HEROES COFFEE 広田 一雄さん


なるようになるさ!

 オーナーの広田さんは岡山市生まれの52歳,高校まで岡山で暮らし,大学に通うため,名古屋で生活を始めました。小学校の頃からパン派だったということから,飲み物としてごく自然にコーヒーを飲んでいたそうです。名古屋で一人暮らしを始めてから,サイフォンを使ったり,ドリップで最初は「自分のために」コーヒーを淹れて飲んでいました。趣味はバイクで,四国の八十八か所巡りをしており,現在,その途中だそうです。モットーは,「なるようになるさ!」「楽しく!」。

「Be A Hero」

 広田さんは,ずっと将来はなんらかの商売をしたいと常に思っていたそうです。会社では,技術,管理の仕事で人と接する機会や場所というものがほとんどなかったため,独立して新しいことをやるのだったら,人と交わることのできることをしたいと,創業セミナーにも何度も参加されていました。またそのころから,焙煎してコーヒーを飲むと非常に美味しいということがわかったそうです。そして創業するのならば,なるべく早い時期がいいと考え,50代で行動を起こしました。

 お店の名前とロゴマークにある「Be A Hero, Just for One Cup.」。元々自分の名前から「広田のコーヒー=ヒーローズコーヒー」と名付けたのですが,広田さんの本当の想いは,「美味しいコーヒーを私が淹れることにより,皆さんが喜んでいただいて,HERO気分,いい気分になれる,そして,そのように皆さんがいい気分になると私自身も嬉しいしHERO気分になります。」ということ。そして,商売を行うにあたり,自分の身の回りに同じ名前がないのかをネットで調べました。すると,デビッド・ボウイの「HEROES」という曲があること,そしてその曲の歌詞に「僕たちは英雄になれる,一日だけなら(We can be Heroes, just for one day.)」とあったことから,この一節をとられたそうです。

地域の出会いの場としての「コーヒーの淹れ方教室」  ヒーローズコーヒーで提供されるスペシャルティコーヒーとは,農園や地域などが特定でき,香りに特徴のある農園主の個性が光る特別なコーヒーのことで,広田さんは,それにこだわりを持ち,お店で提供しています。今年の1月にオープンして以来,コアのお客さんはやはり「豆にこだわった」方が多いといいます。どちらかというと男性が多いとはいうものの,最近は若い女性にもコーヒー豆の愛好者がいるとのことです。そして,お店には,メイドイン京都の最新式の焙煎機を備えています。オープン以来,月1回,「コーヒーの淹れ方教室」を行っているのもこのお店の特徴です。広田さんは,教室にいろいろな方に来てもらってコーヒーを身近に楽しんでいただくと同時に「出会いの場」をつくりたいと考えています。

人が集い,語らうことのできる場所を目指して

 広田さんは,旅行は好きで,アメリカやアジアを若い時に旅したそうです。テレビで放映している外国の街歩きの番組で,人々が広場のところや木陰で自由にゲームや踊りやパーフォーマンスを行っている風景が,日本では見られないことが残念だといいます。醍醐の街の中で「HEROES COFFEE」を,人が集い,語らうことのできる場所にするというのが広田さんの夢です。そして,コーヒーを飲みながら,ゲームができるような空間がつくりだせれば…!その夢は日々ふくらんでいます。

 

HEROES COFFEE

〒伏見区醍醐江奈志町10-111(地下鉄東西線「醍醐駅」より徒歩5分)

☎075−205−1509 午前9時~午後6時半(水曜日休み)

まきまきの感想

 店内のクッションとか照明が可愛かったです!くんせいチキンドッグを食べたのですが,フレッシュで良かったです!


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