©京都市醍醐いきいき市民活動センター

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友達の家に遊びに行く感覚で来てもらうような店に~“家族の夢”の実現へ カフェ モナミ 代表 垣内 孝一さん


醍醐寺の南西に「醍醐和泉」という地名があり、そこに火防稲荷神社という火災を防ぎ五穀豊穣を祈願する神社があります。この神社は応仁の乱で散々な目にあったお坊さんがこれ以上の兵火を免れようと祈願を行ったところ、「清い水の出るところに祠を建ててお稲荷さんを祀りなさい」とお告げがあり、このために選ばれたのがこの和泉の地であったといわれています。

その火防稲荷神社の近く、新奈良街道を隔てて西側に「カフェ モナミ」(以下、モナミ)という店があります。3階建ての洋風なおしゃれな外観が、道行く人の目にとまります。店主の垣内さんがお母様とともに、2年前(2017年)の5月27日にオープンさせた店です。メニューは主にイタリアンが主体で、パスタ、リゾット、グラタンなどのランチ(いずれもスープ、サラダ、ドリンク付き)をいただくことができます。また垣内さんのお母様の“ばあばの手作りケーキ”も人気です。

カフェ開業までの道

2年前にモナミを開店するまでは、この店は「MOCK」(モック)という洋装店でした。お母様が42年間、洋装店を行っていたそうです。一方、垣内さんは、大学生の頃は漠然と洋装店という家業を継ぐことを考えていました。しかし、大学を卒業するにあたり就職活動を行っていく中で「本当に自分のやりたいことは何か」ということを考えた結果「洋食屋さんになりたい、どこかで店をやりたい!」と思ったそうです。

そこから垣内さんのチャレンジが始まりました。25歳の時に京都調理師専門学校の調理師科夜間部(1.5年コース)に入学し、昼間はフランス料理店で1年間半働き、専門学校を卒業した後、ビストロに9年間ほど勤めました。

「時間を見つけては、いろんな店によく食べに行きました。カフェに行った時、そこでは、和食、パスタ、定食などいろんなものがありました。それで“カフェ”いうものに興味を持ったんです。カフェはジャンルにこだわらないところがあり、そこが面白いと思いました。」と垣内さん。

お母様は洋装店を営みながら、クッキーを販売しており、また以前からケーキを作って知人の方に食べていただいていたそうです。垣内さんは、当時の様子を次のように語ります。

「母は長くやっていた洋装店をやめたがっていました。母はその時に、料理学校で製菓を学び、ゆくゆくはケーキの店を開店したいと思っていました。」

「私がカフェを開店したいということで、母にふんぎりがついたと思います。実家でカフェを開店したいと思うので、店で母のケーキを提供しようと提案すると母は喜んでくれました。」

この家の歴史、思い出を大切に・・・

現在のモナミは垣内さんの実家であり、34年前(1985年)垣内さんのお父様が建てられました。新奈良街道沿いに建つ洋風のしゃれたつくりは「アメリカンスタイル」だそうです。店の入口の正面には、モナミという店の名前の上に「SINCE 1985」と表示されています。

垣内さんのカフェ開店に伴い、それまで中京区に住まれていた垣内さん一家が実家に戻ってくることになり、垣内さんのお母様はこの家で長らく営業を行っていた洋装店「MOCK」を2年前(2017年1月27日)に閉店しました。

お母様が洋装店を閉店した後、二世帯住宅兼カフェに改装するための工事が始まりました。

垣内さんは、モナミを開店するにあたり、店の内壁をすべて白とし、店の外側の2ケ所にテントをつけ、外側の壁をうろこ風にしました。

2ヶ月の改装工事が終了し、2017年5月にモナミがオープンし、二世帯住宅兼カフェという“家族の夢”がついに実現しました。

モナミには、家族の歴史を刻んでいるモニュメントが2つあります。

1つは、入口を入ったところに置いてある真っ赤なバイク“ベスパ”です。

「姉が乗っていたバイクです。20年間ほど前に姉は『ローマの休日』のオードリーヘップバーンにあこがれて、バイクを買って乗っていました。今は動きませんけどね。」と垣内さん。もう1つは、店の外、店の北側の壁に置いてある「MOCK」の看板です。

「モナミを開店するにあたり店の内部を改装しましたが、その時、店の奥に置いてあった洋装店の看板ですね。父の手作りなんですよ。」

「Mon Amie」(モナミ)という言葉

垣内さんは、中京区に住んでおられるときに結婚されて、現在、小学校1年生の娘さん(もなみちゃん)が一人いらっしゃいます。

「娘にはもなみという名前をつけました。大学時代第二外国語でフランス語をとっていたのですが、その時に聞いた“Mon Amie”(モナミ)という言葉がずっと頭の中に残っていました。モナミは友達という意味です。娘には友達がたくさんいるような子どもになってほしいと思っています。」

「開店する店の名前も友達の家に遊びに行くような感覚で気軽に立ち寄ってもらえるカフェでありたいと思い“Cafe Mon Amie”(「カフェ モナミ」)と名付けました。」

店のコンセプトについて垣内さんは次のように語ります。

「醍醐にはカフェが少ないと思ったんです。だからこのまちにカフェをつくって、まちを盛り上げようと思いました。」

「コンセプトは“地域密着”です。お客さんは近所の方が多いです。車で来られるお客さんも結構いらっしゃいますね。ご利用いただいている方のエリアは広いです。来店される方は女性の方が多いです。また家族連れも多いですね。」

「メニューはできるだけ手作りにこだわっています。この店ならではという料理を提供したいと思っています。お客さんにはこの値段で食べて安いと思わせたいですね。」

まちへの想いとこれからの店づくり

醍醐生まれの醍醐育ちの垣内さんに、生まれ育った醍醐のまちについての想いとこれからの店づくりについてお聞きしました。

「大学を卒業してから一時期、醍醐を離れて中京区に住んでいましたが、ゆくゆくは醍醐に戻りたいと思っていました。なんででしょうかねぇ・・・まちなかに比べて人が少なく静かだからでしょうか・・・」

「開店してから2年が経ちますが、まだまだだと思っています。醍醐の人たちにもっと店のことを知ってもらわないといけないですね。母に代わってこの4月から妻が店に出ることになりました。これからは夜の営業もやっていきたいと思っています。」

カフェにこだわり、カフェでまちを盛り上げたいと考えている垣内さん

「2年前に実家に戻ってきてから醍醐のまちが好きになりましたね。地域の方ともっと知り合っていきたいと思います。そして、カフェでお客さん同士のつながりができればと考えています。お客さんが集まって店でフリートークをしたいですね。」

「店で生演奏もやりたいです。お酒も提供したいですね。」

二世帯住宅兼カフェという“家族の夢”の実現・・・。そして醍醐において人が行きかい、語らうことのできるカフェづくりを目指す垣内さん、次のステージ・夢に向けてのチャレンジがこれから始まろうとしています。

CaféMonAmie (「カフェモナミ」)

〒601-1351

京都市伏見区醍醐和泉町102

☎075-571-5403

11:00~17:00

(定休日 木曜日)


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